ぱんくず
昔の写真

~光悦の歴史と店主の想い~

割烹光悦、始まりは岩田川で料理屋のかき舟をしておりました。そこから数え、はや創業50年以上となります。
昭和・平成、歴史とともに歩んでまいりました。
“光悦”という名前は、百五銀行頭取をはじめとし戦前戦後の財界で活躍した川喜多半泥子様よりご命名頂きました。その由来は江戸時代の書家・陶芸家・芸術家とし日本の文化に影響を与えたとされる“本阿弥光悦”様より頂きました。

日頃より「一人一人のお客様の立場に立ってものを考えなくてはならない」ということを肝にすえております。 お客様よりリクエストはされて当たり前と存じております。

例えるならば、五千円のお料理一つをとりましても召し上がるお客様によって喜ばれるものは変わってまいります。
お年を召された方でしたら、たくさんの量のお料理よりも、少し少なく一品一品の内容をお楽しみいただけるようなものに変えるというような心遣いを大切にしております。 すべてを人に任せてしまうのではなく、経営する立場の者が直接お客様のお声をいただける距離にいるということが一人一人に合わせたお料理やサービスにつながっていると考えております。
ホールは家内が、調理場は私が、、、と二人三脚で、お客様との近い距離を大切にしております。 お気づきの点がございましたら何なりとお申し付けください。

懐石という名を聞きますと、何か高級料理のイメージで使われておりますが、懐石料理は、お茶事の中でいただく料理のことであり、懐石という字には高級というよりは、もっと精神的な思いがこめられています。
日本料理の流れの中で懐石の作法と相まって、進歩しながら今日に至っていることは大変すばらしいことであり、その事に私共がたずさわる事が出来ますのは幸せな事と日々感じております。

相手のことをおもいやってもてなすこと、それが懐石の心。
それはすべてのもてなしに共通する精神です。
取り合わせを考えながら器を選び、場のしつらいに趣向を凝らす。
旬の素材を吟味し、その持ち味を生かして調理した料理を、美しく、そして食べやすく盛り付ける。 そのひとつひとつに、光悦の心を感性を表したいと考えております。

多人数のお客様も一同に会していただける十分な広さのあるお席をご用意いたしております。 慶事・法事や婚礼のお席など、様々な宴会にどうぞゆったりとご利用ください。

写真:店主

光悦からのおもてなし

大切なお客様のお口に入るものだからこそ安心できる食材を丁寧に選びぬいております。

写真:海の幸

伊勢湾中心の新鮮な魚を、近くの海・港である津、乙部の信頼できる魚屋さんから仕入れています。

こちらの魚屋さんは先代よりずっとお付き合いさせていただいておりまして、絶対的な信頼をおける確かな目を持ってみえます。

美味しく、栄養価も高い旬のお野菜を使用しています。

いろいろな産地のものが出回る昨今ではございますが、私どもは安心できる国産のものにこだわっております。

写真:山の幸

器は料理の着物

阿漕焼(あこぎやき)という200年余りの歴史がある津市の代表的な陶器がございます。

この歴史ある陶器の昔のもので残っているものをお料理を彩る器として使っております。

器の持つ味わいは一つ一つ異なっておりますので、自分の感覚に合ったもの・お料理に合ったものを毎回選んでおります。

写真:器
写真:料理

やさしさを感じる繊細な技

毎日食べても飽きない、上品でやさしさを感じる和食を楽しんで頂きたくて、店主がまごころ込めて調理しております。

旬の素材の魅力を十二分に感じられる、奇をてらわず出汁を丁寧にひいた数々のお料理をご堪能下さい。

ご利用シーン